コロナ感染拡大で新たな「マー」登場!

PSR検査前にQRコードをスキャン!(上海)

 

コロナ感染拡大の影響を受けて都市封鎖が続く上海市で、新たなQRコードが導入された。それがPCR検査用のQRコード『核酸碼(フゥースゥワン・マー/PCR検査コード)』だ。

 

これは、その名の通り、PCR検査をする時に使うQRコードだ。スマートフォンアプリの『支付宝(アリペイ)』か『随申辦』、又はWechat(ウィーチャット/微信)のミニプログラム(小程序)からアクセスして取得するのだが、すでに氏名、住所、身分証番号や携帯番号などの情報がアプリ内に登録されていれば、自動的に個人のQRコード・『核酸碼』が取得できる

 

取得したQRコードは、PCR検査前に、医療スタッフがスキャンする。コードをスキャンすることで、登録している情報が自動的に共有されるため、受付入らずで、検査結果がアプリ内に記録として反映され、結果を確認することができる仕組みだ。

 

実は、これまでは、PCR検査の度に、事前に『健康雲(ジィエンカン・ユン/医療情報アプリ)』というアプリにアクセスし、QRコードを取得していた。ただ、この『健康雲』のQRコードは1回のみ有効で、PCR検査をする度に『健康雲』にアクセスし、QRコードを取得することが必要だった。ただ、コロナ感染拡大で、連日、大々的にPCR検査を実施していると、多くの市民がほぼ同時にアクセスすることでシステムがパンクして、なかなかアクセスすることができないといった問題があった。

 

これまで使用してきた「健康雲」のQRコード(上海)

 

とくに上海市の都市封鎖が始まると、PSR検査の頻度も高くなり、同日に全市一斉検査も度々実施された。そのため、アクセスが集中することもあり、QRコードの取得に時間がかかることもあった。

 

そのような中、登場したのが、この『核酸碼』だ。一度取得すれば、有効期間内は、何度でも繰り返し使用できる有効期限は1ヶ月なので、例えば、2022年4月8日に取得した『核酸碼』は5月8日まで何度でも使用することができる。スクリーンショットを撮って保存しておけば,アプリにアクセスする必要すらなく、さらに便利になる。

 

新たに導入されたPCR検査コード「核酸碼」(上海)

 

長期化するコロナ禍で、さまざまなQRコード・『碼(マー)』が登場しているので、現地の生活では、ますますスマートフォンが手放せなくなった

 

 

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