コロナ禍下で2度目のクリスマスを迎えた上海。12月に入り、中国各地で新型コロナウイルスの感染が広がる中、今年のクリスマスは週末になり、巷ではクリスマス商戦に期待がかかる。
人気ショッピングモールのクリスマスディスプレイ(上海)
上海でのクリスマス週は、寒波が押し寄せ急激に冷え込み、クリスマス・イヴもクリスマスもあいにくの曇り。一部、天気予報では「みぞれ」との予報もあり、ホワイトクリスマスになるかと期待していた人も多かったが、残念ながら?雪は降らなかった。
各所のクリスマスツリーを毎年楽しみにするファンも多い(上海)
クリスマス当日は外出するのも躊躇うような寒さだったが、その寒さをも吹き飛ばすようなクリスマスムードが上海の街全体を包み、クリスマスソングが流れる街を歩くだけで、心が温まり、テンションも高まる。
クリスマスツリーのカラーもサイズもさまざま!(上海)
毎年、上海のショッピングモールでは、それぞれ特長あるクリスマスツリーが‘登場し、市民を楽しませているが、今年もSNS映えするクリスマスツリーがクリスマス気分を一気に盛り上げている。
ホワイトスターは大人女子に大人気の撮影スポット!(上海)
さらに、昨今のマーケットブームの影響もあり、例年よりも多くのクリスマス・マーケットが開催され、クリスマスディスプレイやギフトが並び、若者を中心に、厳しい寒さの中でも屋外マーケットを楽しんだ。
クリスマスマーケットを見るだけでワクワク!(上海)
ところで、日本でクリスマスと言うと、すぐに思い浮かぶ食べ物はクリスマスケーキだと思うが、中国では、それがなんと「リンゴ」。クリスマス・イヴは、中国語で、「平安夜(ピン・アン・イエ)」と言うのだが、この「平安(ピン・アン)」とリンゴの中国語「苹果(ピン・グゥオ)」の発音が似ているということで、リンゴを「平安果(ピン・アン・グゥオ)」と呼び、クリスマスに「リンゴを贈り合う」習慣が定着している。
クリスマスに「リンゴ」ギフトは人気が高い(上海)
この時期になると、ショッピングモールをはじめ、スーパー、コンビニエンスストアなどで、「“平安果”リンゴ」が並ぶ。そして、通常よりも高めの価格設定で販売されている。
上海のクリスマスディスプレイは新年まで続く?(上海)
国によって異なるクリスマスの風習を体験できることも海外で生活する醍醐味かもしれない。
キラキラディスプレイは見るだけでテンションもUP!(上海)
さて、クリスマスが終われば、いよいよ新年。中国では、旧正月(2022年2月1日)を迎えるための準備が本格的にスタートする。
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