日本人に人気の雙城街夜市の現在の様子をレポート

連日感染者ゼロを記録していた台湾、なんと今週1歳の幼児の感染が発覚し、まだまだ市中に感染源が残されているのでは?と人々を震撼させた。

とはいえ、今月に入ってからは感染者数が3人を超えることはまずなく、街も活気に溢れてきているところだ。

 

國慶節による3連休となった今週、各地の観光地が賑わうであろうと予想された中、台風18号の影響から最終日の月曜日は豪雨が降り続け、災害レベルになるのではと警戒されていた。

 

そして今週は台湾でのワクチン接種後の死者が感染による死者を超えてしまったという悲しいニュースも。聯合新聞網によるとコロナ感染による死者数が10月12日時点で846名、報告されたワクチン接種後の死者数が865名。そのうちアストラゼネカ接種後の死亡者数が最も多く652人にものぼる。台湾の感染による死亡率、接種後の死亡率は日本をはじめとする他の国と比べてもかなり高いのが特徴だ。

感染者0の日が続き、どのようにワクチン接種を進めていくべきか考えさせられた今月前半であった。

 

激動だった今週だが、今回は日本人観光客に人気の夜市“雙城街夜市(シュアンチェンジエイエスー)”の現在の様子をご紹介しよう。

 

MRT民権西路駅から歩いて8分ほどの所にあるこちらの夜市は周辺に有名ホテルが多いことからコロナ前は多くの日本人観光客で賑わっていた。

 

 

夜市のすぐそばには“晴光市場(チングァンスーチャン)”があり、こちらも非常に人気の観光スポットだ。

 

 

やはりシャッターが目立つ商店街と化していた

 

アーケードになっている事から、雨の日でも濡れずに買い物ができるとコロナ前は終始観光客でごったがえしていたこちらの市場、現在はテナント募集の張り紙が目立ち、唖然とする程の人の少なさであった。

 

地元民で賑わう雙城街夜市

 

一方隣接する夜市は地元の台湾人で平日といえども非常に賑わっていた。

 

地元民に人気の魯肉飯の名店“黄記魯肉飯”

 

やはりリーズナブルな台湾グルメを扱う食堂や屋台は賑わっており、人気の店は行列ができるほどにもなっていた。

 

絶大な人気を誇る“鴻水餃牛肉麵”

 

こちらは筆者がぜひおすすめする水餃子の人気屋台。鴻水餃牛肉麵(ホンシュイジャオニゥロウミェン)だ。一皿60元のリーズナブルな水餃子は中にニラがたっぷり。すりおろした生ニンニクが入った醤油につけて食べるのだが、一度食べるとやみつきになると日本人観光客から絶大な人気の店だ。

 

プリプリの水餃子の中身はたっぷりのニラと豚肉

 

この水餃子を食べたいが為に近くのホテルを予約するという日本人もいた程、多くの日本人を魅了してきた水餃子で、コロナで外国人観光客がいなくなった現在も地元台湾人で行列ができていた。

 

徐々に日常生活を取り戻してきた台北の各夜市、ぜひとも海外からの観光客にもきて欲しいと願うばかりだ。

 

 

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