世界中でコロナウィルスの変異種が増え始め、人々に新たな驚異を与えている。こちら台湾でも先月の8ヶ月ぶりの市中感染に加え、海外から持ち込まれるウイルスの水際対策に余念がない。このブログを書いている本日も(1月12日)コロナ対応病院の2名の医師の感染が判明し、コロナを封じ込めたと言われていた台湾でも緊張が走っている。
また今年の台湾は例年にない冷え込みで、山間部には雪が降り、寒さにより1日数十人の死者が出るほどだ。もともと部屋に暖房設備がない家庭が多く、カイロが欠品してなかなか買えなくなっているというニュースも出る程だ。
去年から続くコロナに加え厳しい寒さ、そして長雨が台湾各地の観光業界、飲食業界に多大な影響を与えているようだ。
今回はコロナ前には世界各国の観光客で常に賑わっていた観光夜市「饒河夜市(ラオハー夜市)」の現在の様子をレポートしよう。
きらびやかなネオンが眩しいエントランス
松山空港から近い事で常に各国からの観光客で賑わっていたこちらの夜市、やはりコロナの影響を非常に受けているようだ。
各所で空間が目立ち、悠々と歩ける程空いていた
写真は土曜日の夜9時の様子だ。観光客であれば夜中まで遊ぶ人が多いが、現在の夜市は地元の人々に支えられている為、8時を過ぎるとかなり空いてしまうのが現状のようだ。
店の撤退した跡も多く見られた
寒さも影響し、冬の風物詩としても知られている藥燉排骨の店はどこも賑わっていた
漢方系のスープを使用した藥燉排骨は冬には人気のメニューの為、満席の店もあった程、店舗によって客数にかなりの差があるようだ。
最近いろいろな夜市で多く見られるのがやや高級思考のステーキ店
夜市のメニューにも年々変化が見られるようだ。
変化といえば、今回のコロナで如実に現れたのがこちら
来客の全てがフードデリバリーのスタッフという現象が
恐らく世界の様々な場所でこの様子を見ることができるであろう。
(台湾ではウーバーイーツと共にフードパンダが人気。)
コロナによる巣篭もり需要の為、夜市でもこのような状況を見る事ができる。
そしてコロナと共に台湾の夜市に打撃を与えているのが例年にない寒さと長雨だ。
露店が一切ない寂しい通り
平日の夜は店を出さない店も多くなり、店が並んでいた賑やかな様子を寒さが厳しい日や雨の日は見られなくなった。
今年も厳しい現実が台湾の飲食業、観光業界にのしかかっている。
一刻も早いコロナの終息を祈るばかりだ。(提供/フライメディア)
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