「スイーツを食べると幸せ」、「デザートは別腹」、お腹いっぱいでも甘いものなら入るという人も多い。今回は、今どきの上海スイーツを紹介。
日本では、中華料理レストランのデザートといえば、「杏仁豆腐」をあげる人が多いと思うが、実は「杏仁豆腐」を上海で食べようと思うと、探すのは難しい。日系の中華レストランで、しかも日本人客がよほど多いお店でないと、メニューにはないデザートだからだ。こちらで、デザートの定番というのが「楊枝甘露(ヤン・チィー・ガン・ルゥー)」とよばれるスイーツ。フレッシュマンゴーをたっぷり使った、定番中の定番デザートだ。
定番デザートの楊枝甘露
「楊枝甘露」は、もともとは香港生まれのデザートで、香港スイーツの定番としてもおなじみなので、香港で食べたことがある人も多いはず。
味のベースはマンゴーとポメロ(ザボンのような柑橘類)にタピオカで、それにマンゴージュースとココナッツミルクやコンデンスミルクなどを加え混ぜ合わせたものだが、色も鮮やかで、SNS映えする。
上海市内で次々と店舗を展開中!
お店によって、マンゴージュースのかわりにマンゴーピューレ、ポメロのかわりにグレープフルーツを使うなど、ミックスされるのはまちまちなので、好みのレシピをいろいろ探してみるのも良い。
街ブラにも手軽に楽しめるデザートとして人気
甘いフレッシュマンゴーに、ポメロの酸味がきいて、モチモチ食感のタピオカと三拍子そろい、地元でも大人気の「楊枝甘露」だが、上海で流行っているのは、お店で食べるデザートではなく、デザートドリンクとしての「楊枝甘露」だ。
「喜茶(HEYTEA)」や「楽楽茶(LELECHA)」をはじめ、人気ドリンクスタンドのメニューにもあり、それぞれレシピは少し違うが、街ブラをするときのおともにおすすめ。
喜茶のマンゴードリンク「多肉芒芒甘露MAX」32元(約480円)
ただ、「喜茶」と「楽楽茶」は超人気店でかつ店舗数もまだまだ少ないので、注文してからゲットするまでに1〜2時間がかかる。よほど時間に余裕がないときでないと手に入れることは難しい。
そこで、おすすめなのが「7分甜(チィー・フェン・ティエン/SWEET 7)」。
看板ドリンクの楊枝甘露はLサイズで24元(約360円)
ここも人気店ではあるが、他2店よりも店舗数が多く、利用しやすい。しかも、ここは、マンゴードリンクがメインで、主力ドリンクが「楊枝甘露」。
フレッシュなマンゴーのカットフルーツをたっぷり使っていて、食べごたえもあり、他人気店よりも安価でコスパが良い。上海でデザートドリンクとしての「楊枝甘露」にチャレンジするならば一押しのお店だ。
マンゴーがたっぷり入った楊枝甘露の看板が目印の「7分甜」
これから暑い夏を迎える上海でクールダウンには欠かせない冷たいデザートドリンク!もちろん、年中販売しているので、いつでも楽しめる。
「7分甜」オフィシャルサイト:http://www.sweet7.com/
7分甜(打浦橋日月光店):上海市徐家匯路618号打浦橋日月光商場B2
(地下鉄9号線「打浦橋」駅直結)、ほか市内数店舗展開中。
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