中国から伝わった酸菜白肉鍋が台湾で大人気

冬の足音が着々と近づいてきている台湾。南国のイメージが強い台湾だが、冬はわりと寒い日が多く、コートやダウンコートが手放せない日も。冬場の台湾旅行を計画している人はぜひ日本と同じような格好で出かける事をお勧めしたい。

 

今週末には更に冷え込むと言われており、街にはジャケット姿の台湾人を多く見かけるようになった。

 

寒くなるにつれ人気が出てくるのが「火鍋」=鍋料理の店だ。日本と同じく鍋料理が好きな台湾人、台北の街には様々なスタイルの鍋料理店がオープンしている。バリエーションが非常に多いのでぜひ台湾の鍋料理店に足を運んで台湾の鍋文化を体験してはいかがだろうか。

 

 

昨今台湾を旅行する日本人の間でも人気があるのが「酸菜白肉鍋」だ。

もともとは中国の東北地方から伝わった鍋料理で、発酵させた白菜を使用した酸味のあるスープが特徴の鍋だ。豚肉を使用したタイプが一般的だが、美容にもいいと言われ、特に女性の間で人気がある。

 

 

今回は日本人観光客に人気の龍山寺からタクシーで5分ほどの場所にある人気店”金麥子”をご紹介しよう。

 

雰囲気抜群の店構え。まだ日本のガイドブックやサイトではあまり

紹介されていないのでかなりの穴場だ

 

 

アジアのノスタルジーを感じさせる店内。可愛らしい装飾は写真撮影にぴったり

 

 

モクモクと湯気が出る煙突のような鍋、外国気分を味わうにはもってこいだ

 

 

日本の鍋とは全く違うスタイルを味わえるのが酸菜白肉鍋の醍醐味だ。ドーナツ状の鍋の中には発酵させた白菜の”酸菜”や豚肉や海鮮がたっぷり。

 

黄色い食材は金針花というユリ科の植物だ

 

 

オーナーは中国東北地方出身なので本場の味が楽しめるとこの日も沢山の地元台湾人が訪れていた。 

 

ソースはセルフサービス

 

 

ラー油やニラの花のペースト、パクチー、白ごまペースト、ネギなどを好みでブレンドして作れる。お店お勧めのソースの割合も紹介されているのでそれを見ながら作ってもいい。

いろいろなバリエーションのソースが作れるが、ソースなしでも発酵した白菜によるまろやかなスープを味わうだけで十分楽しめる。

 

 

また、好みでいろいろな具材をプラスすることもできる。最初は追加をする予定がなかったが、発酵パワーとビールのせいか、徐々に食欲が増してきて次々と追加オーダーをしていた。

 

羊肉は臭みが無くあっさりとしている

 

 

締めは冬粉という緑豆で作られた太めの春雨を注文

 

 

日本ではうどんやご飯を入れるが酸菜白肉鍋には冬粉が定番。プリプリの食感がまた美味しい。

 

そしてデザートにと注文したのがなんと大学芋!

 

 

中国東北地方のメニューだそうで、一緒に運ばれた氷水に蜜がからんだ熱々の芋を入れて蜜を固めて食べるというスタイル、あまりの美味しさに大絶賛!鍋料理+大学芋という日本人からすると異色のスタイルがとても新鮮だ。

 

 

その他ビールに合う料理も数多くあり、ぜひお勧めしたい店だ。予算は女性4人で2000元ほど。

 

【店名】金麥子 酸白菜火鍋

    中華路二段80號

 

 

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