尖沙咀のビクトリアハーバー沿いに、巨大商業施設「K11 MUSEA」がオープンした。場所は尖沙咀一の観光地とも言えるアベニューオブスターズ沿いだ。インターコンチネンタルホテルの隣となり、高級ホテル・ローズウッド香港ホテルとも隣接している。
K11 MUSEAの外観
この場所の再開発を行ってから約10年。待望のオープンとなったK11 MUSEAだが、8月の開業以来早くも多くの人が集まり話題を呼んでいる。
人が集まる要因は幾つか考えられるが、その一つは奇抜かつ贅を尽くしたその建築に起因すると思われる。多くの人々が押し寄せ記念撮影などを行い、SNSの話題をさらっている。
人で賑わう店内
6月のデモ抗議開始以来、街を行き交う人が少なくなってきている香港で今一番賑わっている場所と言える。
多くの曲線を用いた建築は驚くばかり
そして今話題のショップやレストランが数多く入店している。日本の系列で言えば「Afternoon Tea TEAROOM」が香港1号店を構えるほか、行列のできる「幸せのパンケーキ」なども入店している。
また筆者の注目店で言えば、これも香港初上陸となるシンガポールチキンの名店「Chatterbox Cafe」などがある。
ショッピングだけではなくカルチャーやアートの発信地やアートのハブとしても今後の活躍が期待されており、館内には多くの展示があるほか、シアターや劇場などもオープンする。
筆者が訪れた週末は特に多くの人々が集まっていたが、立地が海沿いとあって、買い物客は帰り際にビクトリアハーバー沿いのプロムナードへ出て散歩をしながら帰る姿が目についた。
建物のすぐ外はビクトリアハーバー
買い物帰り、風にあたりながらちょっと散策
これから尖沙咀の人の流れもこのK11 MUSEAを中心にがらりと変わるかもしれない。続々と新店舗や施設がオープンしているK11 MUSEAの今後に期待と注目をしたい。(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)
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