中国がスキー発祥の地と言われると疑問を持つ人もいるだろう。しかしれっきとした証拠があるのだ。2018年2月10日、騰訊網が証拠の壁画と現在も作られている伝統のスキー板を紹介している。
新疆ウイグル自治区アルタイの洞窟で発見されたある壁画。
上にはスキーをしている人間、下には動物が群れを成し駆け回る絵が描いてある。どうやら狩りをしているようだ。多くの検証を経て2007年1月16日アルタイは正式に「人類のスキー発祥の地」となった。
では人類最初のスキー板とはどのような物だったのだろう?
馬の毛皮で出来たスキー板を履き、足馴らしをしているのはアルタイ市から車で40分ほど走った村に住む職人のSlanbekさん、63歳。
毛皮で出来たスキー板は芯材に松の木を使う。まずカットした木の先端にお湯をかけていく。
滑走面は馬の脛の皮で包み、表面は革紐で固定していき、足を括り付ける部分を作る。
毛の流れに沿って滑ると、スピードが出るらしい。坂などは逆毛方向に進むと板が滑ってしまうのを防げる。
古代の人がどんな感触で滑っていたのか、1度は試してみたくなるようなスキー板だが、最近は一般的なスキー板を利用する人が増えSlanbekさんのような伝統的なスキー板を作る職人は減ってしまったそうだ。
現在韓国でピョンチャンオリンピックが開幕し、2022年は北京冬季オリンピックが開催される。アルタイ地区政府はスキーの盛り上がりに目を付け、若者の雇用機会を増やそうと地元の歴史的文化遺産の整備に巨額な投資をしている。
(情報源:http://news.qq.com/original/eyan/ey157.html)
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