ネコ、イヌ、ウサギなどがいる動物カフェは、最近では珍しくもなく、すでに定番化しているが、上海でも、「動物と遊んで癒されたい」というニーズを満たす動物カフェが増えてきた。そのカフェスタイルもさまざま。今回は、珍しい動物がいる中国茶カフェを紹介する。
居心地の良い店内でまったり!(上海)
上海でも知る人ぞ知る隠れ家的な場所にオープンする中国茶カフェ「烏亀(ウークイ)」。“看板娘”は、モフモフの毛が愛くるしいアルパカ(羊駝)。3歳の女の子で名前は、店名になっている「烏亀」。「烏亀」は中国語で「カメ」を指すため、名前は“カメ”。
スタッフによると、カフェオーナーがアルパカの飼育牧場主と知り合いで、“カメ”ちゃんを譲り受けたとのこと。“カメ”ちゃんはお店に住んでいるのではなく、スタッフ同様、“出勤族”だ。(スタッフに)週に何日出勤するのか尋ねると「彼女の気分しだい。でも人(お客)に会うのが好きなので、ほぼ毎日出勤してくる!」と微笑む。人に慣れやすく、人見知りしない“カメ”ちゃんは穏やかな性格で、柵の上にちょこんと見える、つぶらな瞳が愛らしい。
眠そうな?“カメ”ちゃん(上海)
この看板娘の“カメ”ちゃんを目当てにカフェを訪れる人も多いが、“カメ”ちゃんと遊べるわけではなく、見て和むスタイルのカフェだ。アルパカはもともと中国で人気が高く、モフモフ感に癒される店内にも可愛いアルパカの雑貨が並んでいる。
時間を気にせずゆったりと楽しみたい中国茶(上海)
ところで、 “カメ”ちゃん人気もさることながら、SNS映えする芸術的なスイーツもこのカフェの魅力の一つだ。ネーミングもおしゃれで、4月で言うと、春限定の「山櫻」というスイーツがおすすめ。雲のような綿飴に囲まれたケーキはムース主体で、見た目よりもあっさりとした、上品な甘さだ。トレンドに敏感な大人女子も満足するクオリティの高さで、写真も映える。
季節限定スイーツ「山櫻」(約1700円)
ケーキと一緒に楽しむお茶も選りすぐりの中国茶を揃え、こだわりのラインナップ。嬉しいサービスには、お茶を飲むカップがお好みで選べること。
どれにしようか、テンションがあがる!(上海)
さて、目や舌で楽しめるほか、天窓から注ぎ込む穏やかな光、椅子やテーブルのあたたかな木目や緑に囲まれた空間に居ると、時間さえゆったり流れているかのように感じ、リラックスできる。
シンプルながらも落ち着ける店内(上海)
上海の繁華街に近い位置にあるが、アルパカの“カメ”ちゃんを見つめていると、ここだけ喧騒から離れ、別世界にいるかのようだ。
烏亀(ウークイ):上海市 海中路1250-6号
最寄り駅は地下鉄1/7号線「常熟路」駅
*アルパカは店内での放し飼いはしていない。
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