中国の麺を制覇できる!中国麺博物館ー山西会館

ここに来れば中国の麺を制覇できる!

今回は、ある番組のロケで訪れた「山西会館」についてご紹介したいと思います。

 

山西会館外観

 

山西会館は2階建てですが、番組で紹介されたのは、ほとんど一階です。

 

入口厨房

 

実は入り口を入ると、正面にメインの厨房があり、その両サイドには通路があり、その通路の両側もすべて麺類を作る厨房になっています。

 

左側通路

 

右側通路

 

この規模以上の厨房は、これまで見たことがない人が多いのではないでしょうか?

まるで映画のセットのようでした。いったい一日何人分の麺料理が出来上がるんでしょうね。

 

通路の後方は全部客席になっています。

ちなみに、山西会館のお客様は、基本的に企業の見学やツアーの観光客が多く、一年中を通して絶えず満席だそうです。

そして、毎日夜7時半ごろから9時の間、客席中に設置されているステージで刀削麺の由来を紹介したり、現地の達人が登場したり、ギネスに記録された世界一細い麺のパフォーマンスなどが披露され、全国各地から訪れるお客様をもてなしています。

 

世界一細い面――龍鬚面

 

世界一細い麺――龍鬚麺水に入れたらすぐ溶けてしまうため、食用ではなく、鑑賞用のみとなっています。ただ世間一般では、食べられる細い麺を「龍鬚麺」と呼ぶこともあります。

 

山西会館の2階に行ってみましょう!

2階は、すべて個室ですが、とても歴史を感じます。

なぜなら、壁に昔ならの食器農具などの実物が展示され、昔の時代の生活が想像できるからです。

 

昔使われていた農具

 

取材中、世間に伝わっているこんな話を耳にしました。

中国100年の歴史は上海を見る、1000年の歴史は北京を見る、5000年の歴史は山西を見る」。5000年って本当にすごいですよね。

 

そしてそして、博物館の中身の紹介ばかりでなく、料理のお味も気になることでしょう。

番組中では「栲栳栳(ハチの巣みたいなビジュアルでモチモチした食感。色はそばと同じで茶色い)」が紹介され、皆さん絶賛していました。

栲栳栳

 

食レポが苦手な私の山西会館での感想は、「すべて小麦粉で出てきているとは思えないくらい食感が様々で、いろんな風味が味わえ、おいしいです!」

ご参考になりましたか?「山西会館に行ってみたい!」という企業様、個人様、ご一報をお待ちしております。(フライメディア・シュウ)

 

 

株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「中国麺類博物館――山西会館」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。

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