招き猫の発祥地・豪徳寺は中国人からも大人気!

外国人の方から人気で、日本人はよく知らないというスポットはよくありますよね?

私は世田谷区に住んでいるのですが、その世田谷区にもそんなスポットがありました。

 

以前、中国の友人が招き猫の写真を送ってきて、「あなたの住んでいるところに、こういうところがあるはずなんだけど、知っている?」と言われたことがありました。ネットで調べたところ、それが世田谷区の豪徳寺でした。

駅の名前は知っていましたが、そこにこんな招き猫がたくさんいるなんて、私もその時の写真で、初めて知りました。

 

コロナの影響で、最近はあまり電車やバスを使わないで行けるところに足を運んだりしているので、兼ねてから行ってみようと思っていた豪徳寺に、先日自転車で約20分ほどかけて訪れてみました。

 

元々豪徳寺のあたりは、昔世田谷城があったところだそうです。世田谷に住んでいても、世田谷城があったことは、初めて知りました。

 

当初は、俗的なお寺かと想像していましたが、とても落ち着いた感じの、よく手入れが行き届いたお寺でした。

豪徳寺は、1480年に世田谷城主・吉良政忠が、伯母の名前をとって名付けた「弘徳院」と言う庵がはじまりだそうで、1633年にここが彦根藩の管轄となると、彦根藩の井伊家の菩提寺となったそうです。そのため、境内には井伊家代々のお墓もあり、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼のお墓もありました。

 

この地が招き猫の発祥地となったのも、この井伊家と関係があるそうです。

彦根藩の二代目当主・井伊直孝がある日、この付近を通りがかった時に一匹の猫と出会い、猫が自分を招いているように感じて中に入ったところ、急に天候が雷雨にになったそうです。猫のおかげで、雷雨を避けられ、また和尚さんのありがたいお話も聞くこともできた!この偶然の出会いが「招き猫」伝説のはじまりだと言われているそうです。

 

豪徳寺では招き猫のことを「招福猫児(まねぎねこ)」と呼んでいて、猫を祀った「招福殿」にはたくさんの招き猫ちゃんがいました。

写真をみた時は、とても広いところなのかと思っていましたが、思ったよりもこじんまりとしていて、かわいいたくさんの猫ちゃんたちがとてもインスタ映えしていました。みんな右手を上げていましたよ。

 

豪徳寺の大小様々な招き猫

 

小さい猫ちゃんも右手をしっかり上げています

 

中国人の方にもやはり人気があるようで、ちょうど中国人の女性二人組がきていて、招き猫のマネをして、写真をとっていました。

 

私も知らなかった招き猫の発祥の地・豪徳寺。

中国人の友人のお陰で、小さな旅を楽しむことができちゃいました。

コロナで外国人の方が日本に訪れる機会がずいぶん減ってしまいましたが、コロナが落ち着いたら、是非豪徳寺にもあ参拝にいらしてくださいね!(フライメディア・ヨシダ)

 

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