チャイナドレスだけではなく、伝統衣装「漢服」がブームに

外出と旅行を自粛のGW、皆さんどのように過ごしたでしょうか? 旅行が大好きな私は旅番組を見ながら、ガイドを読んで、いつか旅行に行ける時の旅行プランを計画して、「エア旅行」を楽しんで過ごしました。

 

ところで、皆さんは海外に行った時に、異国の伝統衣装を体験したことはありますでしょうか? 外国人が日本に来る時に、ほぼ着物レンタルを旅行プランに入れるとか、韓国に行ったら、韓服を着る…など、伝統衣装を体験できることも旅行のひとつの楽しみです。

 

中国の伝統衣装と言ったら、チャイナドレスのイメージが強いと思いますが、実は近年中国の若者の間で「漢服」が流行っています。「漢服」は黄帝時代から明末年まで、四千年ほどの間、着られていた漢民族(華夏族)の伝統服飾です。透明で歩く時のサラサラ揺れる独特な「飄逸感」が漢服の特徴です。近年TikTok、Weiboの影響で、漢服は中国人の若い世代の間でブームになり、普段着になっています。

 

 

一月の上旬に撮影で北京に行った際に、若者が流行っているものを撮影したいというリクエストで、私たちも「漢服レンタル」の店に行きました。今街でよく見える漢服は主に漢代、唐代、宋代、明代のデザインがメインで、昔のデザインを参考にして、作られる伝統的なものと、実用性を考慮してアレンジされた、日常生活にも着れる改良型の漢服、二つのデザインがあります。

 

(出典:十歩漢颺漢服体験館)

 

「漢服体験」はヘアメイクも含めて、約1時間~1.5時間がかかります漢服は着物より着付けの手間はかからないですが、ヘアセットが割と大変です。(中国の歴史ドラマを見たことがある方は分かると思います。)着付け終わったら、観光スポットに行ったり、街に出たり、観光スポットで映える写真を撮るのもブームになっています。

 

(出典:十歩漢颺漢服体験館)

 

「漢服ブーム」の影響で、北京の観光スポットの周辺も漢服体験の店が増えてきました。古都である北京は歴史的建築がいっぱいあって、故宮、煙袋斜街などで、よく漢服を着ている若い女性を見かけます。

 

ウイルスが落ち着き、気軽に旅行に行けるようになったら、中国で漢服体験をしてみてはいかがでしょうか?

 

株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「漢服ブーム」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。

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