3月18日に放送された「最強大脳」の日中対決では、フラッシュ暗算の日本代表・土屋宏明さんと中国代表・陳冉冉さんが引き分けたため、二人とも「脳王対決」の候補として選ばれました。
しかしその後、陳冉冉さんは“脳王対決”に対し、個人栄誉のための対決で、自分の初志と違うので、参加を辞退すると発表しました。
土屋さんは本番の3日前に陳さんの辞退を聞き、「世界で唯一の競争相手が辞退することになり、目標が失って孤独感を感じました。ただし、陳さんとの対戦はここで終わることはありません。今回、対戦を受けることを決めたのは、頭脳王を狙うだけではなく、またいつか陳さんと勝負するため、先に行って待っているためです」と話しました。
最初に登場した土屋さんが挑戦したのは、自ら問題タイプを選び、規定の時間内で正確的に回答するという内容です。
1回戦、土屋さんは11桁÷6桁の割り算を4.66秒内に回答することを挑戦し、2.94秒で正確に答え、挑戦に成功しました。
2回戦、土屋さんは18桁÷11桁という日中対戦時で一番難しいタイプの問題を選び、しかも規定時間はなんと人類の限界を超える10秒に決めました。チャンスは2回、1回目の挑戦は失敗してしまいましたが、2回目の挑戦では、土屋さんは完璧に回答し、タイムはわずか7.47秒でした。その成績は世界記録を更新し、4名の国際裁判から38点という高得点をもらいました。
2番目の挑戦者は中国選手・申一凡さんです。挑戦内容は、500個のくるみを半分に割り、1000個になったくるみの断面を観察し、30分以内にその中から、裁判が選んだ3つのくるみの対になった断面を探し出すという。しかし、3つのうち2つ間違ってしまったため、得点32点となりました。
3番目の挑戦者はペルのルービックキューブ王者・Glanfranco Huanqulです。挑戦内容は水を入れた直径1m、高さ2mの水槽の中で、選手が4つのルービックキューブの模様を覚え、それから目隠しし、それぞれのルービックキューブの6面を元に戻すという挑戦です。しかし、水は22.5㎝/1分の速度でどんどん増えていき、水位が頭の上に至るまでに、すべてのルッビクキューブを完成させないといけません。途中で、浮き上がってしまった場合は失格になります。結果、Glanfranco選手は時間内に成功し、38点を獲得しました。
4番目の挑戦者は中国の16歳の男の子・陳智強さんです。挑戦内容は、90分で88枚の砂絵を覚え、それから、ゲストが選んだ絵の一部を見て、その絵のタイトルを当てるというものです。見せられる絵のサイズは5×5㎝、4×4㎝、3×3㎝…と決められています。しかし、陳さんは最強脳王のカップを狙うため、一番難しい1×1㎝の画像を見て、絵のタイトルを当てることに決めました。そしてなんと見事に当て、40点の満点でトップの座を手に入れました。
健闘した土屋さんでしたが、Glanfranco選手と同点で2位という結果に終わりました。
完成版の映像:https://www.youtube.com/watch?v=g5QxRqebt_g