最近、機会があって、中国の貴州へ行ってきました。
貴州省の貴陽市が目的地だったのですが、その場所へは日本から飛行機で一度中国沿海部の北京や上海、広州などの都会へ行き、国内線に乗り換えて更に3時間弱かかります。
貴陽市は中国の南西部にある観光都市で、昔は結構貧しい地域でしたが、この20数年間で、観光開発により急成長してきました。今では物価も沿海部の都市より高いか肩を並べるくらいです。
貴陽市周辺の山はカルスト地形が多く、降雨により岩が削られて、洞窟がとても多い地域です。昔は地元民が洞窟につくられていた燕の巣を採集してお金にしていましたが、現在は、生物環境保護法の推進により、燕の巣の採集が禁止され、元々の採集場は観光地になりました。
地元の人の話によると、観光開発のお陰で現在の収入は給料制となり、安定していて、しかも以前より多いそうです。興味津津で聞いてみると、何と年間15万元~20万元ほどの収入があるそうです。(約300万~400万円)
自然環境保護も進み、地元民も喜び、観光客も素晴らしい自然風景を味わえるなんて、一石三鳥の事ですね。