今やスマホの存在が日常生活に欠かせない時代。肌身離さず持っていないとなんだか不安になるという人も結構いるのではないでしょうか。ついついSNSやゲームに熱中しすぎて、日常の仕事や勉強に支障をきたしてしまう、なんてこともありますよね。中国でも「ケータイ・スマホ依存症」は問題視されていますが、山西省太原市にある大学では今、授業開始前に学生のスマホを回収する試みが行われています。
教室の最前列には、回収された学生のスマホが……(出典:中新網)
太原理工大学で実施されている「携帯電話のない教室」の試みでは、授業開始前に学生が自分のスマホを備え付けの回収ケースに預けたうえで、授業に臨みます。スマホがいじれない状況を作り、講義に対する集中力を高めてもらうのが目的です。
教室に入る際に、自分のスマホを預けます(出典:中新網)
同大学の講師は、授業前にスマホを回収することで「授業における学習効率を高めるとともに、スマホへの依存度が下がり、スマホを利用するうえでの良い習慣が身に着く」と説明しています。
みんな講義に集中しているようです(出典:騰訊網)
最初は「禁断症状」が出て、逆に集中できない学生もいそうですが、このような状況で授業を受けているうちに徐々に慣れていくのかもしれませんね。ただ、スマホが使えないことで手持ちぶさたになって居眠りしてしまう学生もいるかも。そこは、先生たちの工夫が必要ですね。
参考:http://news.qq.com/a/20151222/011911.htm#p=4