重慶市永川区にある楽和楽都テーマパークでこのほど、入園者が釣り棹を垂らし、「マングース釣り」をしている様子が紹介され、話題となっています。
魚釣り、エビ釣り、カニ釣り・・・は釣りの定番ですが、「マングース釣り」は、初めて聞く人が多いのではないでしょうか。マングースと聞くと、沖縄の「ハブとマングースの闘い」が有名で、とてもどう猛な動物というイメージもあります。
このテーマパークでは、入園者が垂らす釣り棹の先の魚に飛びついてつかむ様子が「可愛い」と評判になり、その姿を一目見ようと多くの入園者が訪れるそうです。そもそもどうしてこのような奇抜なアイデアがうまれたのでしょうか?
マングースは性質が荒く、肉食で、野生のマングースはヘビ、ネズミや昆虫などを食べるそうですが、パークではそれらを餌にすることが難しいので、普段は鶏肉や卵を与えているとか。動きもすばやいのですが、小心者という意外な一面もあるそう。ここパーク内でも、風で草が少し動くと、すぐに巣に戻ってしまうそうです。
可愛い見た目とは裏はらに、攻撃的で、群れをつくるのが大好きなマングースはここでも二チーム?に分かれて、派閥?争いが勃発。双方けんかが絶えず、傷がつくので、とうとうこの二チームの間に壁をつくるはめに。
ただ、壁ができて、けんかは収まったものの、なんだか意気消沈して元気のない様子。それを見た飼育員が「野生化訓練」の一環もあり、苦肉の策として、餌を釣り棹で垂らしてみたところ、ピョンピョンとマングースが飛びつき、それを見た入園者が「可愛い!私もやってみたい」と、この「マングース釣り」が広まったとか。
パークでは、マングースの野生化訓練と入園者への体験イベントの一挙両得と、この意外な「マングース釣り」が話題になったことで、嬉しい誤算だとか。
「釣り針がマングースを傷つけないか」という入園者の心配にも「一般の釣り針と違い、特別に作っているもので、傷がつかないように工夫している」とアピール、多くの入園者が安心して釣り体験を楽しんでいます。