ヨガというと「女性のもの」というイメージがありませんか? しかし、浙江省杭州市には定年退職後にヨガにハマり、インストラクターの資格まで取得してしまった72歳の男性がいるのです。
この男性は、楽明潮さん。杭州市街でも数少ない「高級ヨガインストラクター」の資格を持っている第一人者ですが、彼がヨガを始めたのはなんと定年退職後の63歳。退職前は仕事柄外食や飲酒の機会が多く、見事なビール腹だったのだとか。「これでは長生きできん」ということで、近所のフィットネスルームに通い始めたそうです。
当初は「ヨガは女性のもの」という考えがあり敬遠していましたが、一通りのフィットネス種目を試してしまうとどうしてもやってみたくなり、思い切って先入観を捨ててヨガを始めました。慣れない動作に最初は全身の骨が悲鳴をあげて痛んだようですが、3カ月で慣れ、半年後には完全にハマってしまったという楽さん。2年前には市のヨガ大会に最年長の70歳で出場し、35歳以上の部門で4位入賞するとともに「特別賞」をもらったそうです。
楽さんの「ヨガ愛」はさらに深まるばかりでした。自己鍛錬に飽き足らず、今度は他人に教えるべく高級インストラクターの取得にチャレンジし、若い人でも音を上げて脱落する厳しい道を乗り越えて見事に取得に成功しました。
そして昨年3月より念願の講座を開講。たちまち教室に入りきらないほどの「弟子」がやって来たそうです。「弟子」はみな中高年の女性で、最高齢は81歳だとか。楽さんは「みんなでトレーニングをするのが一番楽しい時」と語っています。
まさに「好きこそものの上手なれ」、最初の先入観を打ち破って良かったですね。
参考:http://news.qq.com/a/20160128/014247.htm#p=1