「レッドカーペットだよ」という飼い主の陳さんの言葉に反応して、ぱっと二本足で立ってモデルウォーキングを披露したプードルのバービーは、今、四川省成都市西玉龍街の人気者。地元で知らない人はいないほどの「スター犬」です。
スター犬、バービーの特技は二本足で歩くこと。陳さんによると、なんと1キロは二本足で歩くそうです。プードルの本来の愛くるしさに加えて、この二足歩行で、バービーの人気はアイドルなみです。でも、どうして二本足で歩くようになったのでしょうか?
そもそもバービーもはじめから二歩足で歩いていたのではないそうです。バービーは、2010年に交通事故にあい、かろうじて命は助かりましたが、左前足を切断する重傷を負いました。陳さん夫妻の手厚い看護により、元気に回復したバービーですが、やはり左前足を切断した影響で、おしっこをするのも大変そうな様子を見せていました。
そのような逆境のなか、誰に言われたのでもなく、バービーは何度も失敗しながら、二本足での歩行を始めたそうです。「最初に二本足で歩いているところをみたときは驚きました。でもそれ以上に障害を乗り越えたバービーに感動しました」と話す飼い主の陳さん。
陳さんは、「バービーは家族の一員です。もう9年一緒にいます。これからもバービーがいない生活は想像ができません」と力強く言います。バービーは人間でいうと、63歳です。陳さん夫妻も特にバービーの健康に注意し、食事にはとても気を使っているとか。
散歩に出れば、二本足で歩行するバービーを見ようと、地元の人たちも集まってきます。すっかりスター気分?のバービー、ピンクの服を身に着け、まるでランウェイを歩くかのようなモデルウォーキングを貫禄十分にご披露です。その表情もプロのモデル並みですね。
でも時には「疲れたよ〜」と言って?ご主人に甘えて、抱っこをせがむこともあるそうで、甘え上手でもあるそうです。
参考:http://news.qq.com/a/20160117/026228.htm#p=1