6月8日、捜狐によると、北京時間7日午後に北京市豊台区にある集合住宅のエレベーターで女性が扉に足を挟まれる事故が発生した。足は1階でエレベーターと建物の隙間に挟まれ、そのまま最上階の15階まで引きずられたという。
同午後6時30分ごろ、58歳の女性が1階からエレベーターに乗ろうとしたところ故障が発生。女性が片足をエレベーターに踏み入れたところで扉が閉まり、もう一方の足が扉に挟まった状態で突然上昇し始めた。エレベーターはそのまま上昇を続け、最上階の15階に到達してようやく止まった。
女性は住民が呼んだ救急車で付近の病院に運び込まれ、左足大腿動脈の大出血および脛の粉砕骨折と診断されて緊急手術を受けた。命の危険は脱しており、意識もはっきりしているとのことだ。
事故を起こしたエレベーター内部。見るからにボロボロだ(出典:捜狐)
住民の話によると、今回事故を起こしたエレベーターは少なくとも25年は使われて続けていたものとみられる。また、これまでにも住民が閉じ込められるといった故障がしばしば発生しており、昨年6月には現地メディアが取り上げて問題視していた。
この時点ですでに、エレベーター内の緊急電話が使えない、ボタンの文字が読み取れない、運行時に大きな音や明らかな揺れが生じるといった不具合が確認できていたという。
当時、管理会社は速やかな交換を約束したとのことだったが、実際は1年が経過しても交換されておらず、大事故を引き起す結果となってしまった。
参考:http://news.sohu.com/20160608/n453497296.shtml
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