10月6日、騰訊新聞網によると、安徽省銅陵市のビッフェスタイルのレストランが全市民に無料食事券を配布し、殺到した市民で大混乱となった。
このレストランは、国慶節連休中にオープン。オープン記念にと全市民に5日間限定で1回使える無料食事券を配布したが、結果的にはこのサービスが仇となった。ネットで評判となったのは、無料食事券を全市民に配布するという大胆な企画ではなく、来店したお客のマナーの悪さだ。皮肉にも宣伝効果を狙ったお祝いのイベントで、その食事よりも目立ったのが「食べ残しがひどい」というイメージだった。
食事時のお昼には、大勢の市民がレストランに押し寄せ、レストラン側が雇った数十名の保安員が警備にあたるも、さばき切れずに店内外は大混乱。無料にもかかわらず「取らないと損」「自分だけ損をしたくない」という心理が働くのか、明らかに食べきれない量の料理を皿に盛ったり、皿にとらずにそのまま直箸で口に入れたりと、何でもあり?の店内は、もはやこうした客の暴走を止められない。
更に見るに耐えないのが、客が帰った後のテーブルの残骸。その食べ残しの量が尋常ではない。ビッフェスタイルに慣れていない、の一言では片付けられない光景が広がる。
ここ数年、こうしたビッフェスタイルのレストランでは、食べ残しを出さないようにするため、「食べられる分だけ取るように」と注意書きを貼り、食べ残す量が多いときは罰金を取るなどの対策をしているところが多い。そのためか、だいぶビッフェスタイルでのマナーが改善されてきたとも言われるが、こうしたニュースが話題にあがると、改めてマナー意識の浸透には時間がかかることが分かる。
参考:http://news.qq.com/a/20161007/003917.htm#p=1
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