中国北部の街頭では、「羊肉串」と呼ばれる羊の串焼きを売る露店をよく見かけます。クミンなどのスパイスが効いた、中央アジアの香りが漂う味付けは、一度食べたらハマる人も多いはず。そんな「羊肉串」ですが、山東省済南市ではこのほど、戦車型の串焼きカーを作ってしまった串焼き屋さんが出現しました。
済南市にある大明湖付近に突如出現した「戦車」。といっても戦闘に用いるホンモノではなく、戦車の形をした串焼き網セットです。この串焼き戦車、製作費5万元(約100万円)あまりを投じて2カ月かけて完成させたとか。側面の部分に炭を並べ、その上で大量の羊肉串が焼けるようになっていて、その見た目を「戦車」たらしめている砲身部分は、排煙ダクトになっているようです。
「戦車」を作った店の人は「済南名物の焼き物料理を伝承したくて作った。環境に優しいうえに自分の店の宣伝になるようなものを、と考えた結果、串焼き戦車を思いついた」と語っています。
串焼き戦車で焼き上げた羊肉串、いったいどんな味がするのでしょうか。少々火薬の香りがする、ワイルドな味わいだと面白いですね。
参考:http://news.qq.com/a/20160315/011415.htm#p=1
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