7月19日大騰訊大豫網が画家の村を紹介している。
河南省民権県北関鎮王公庄村は「虎画」で中国一の村と呼ばれており、1300人余りの村人のうち800人は絵の仕事に携わっている。2015年王公庄村には40万人余りの観光客が訪れ、絵画の売上は9800万元(約16億円)にもなったそうだ。
中国で虎というと権力や力の象徴だ (出典:大騰訊大豫網)
肖彦卿さんはこの村の「四大虎王」の1人、中国「虎画」のナンバーワンだ。
小さい頃から絵を描くことが好きだった彼は、高校を卒業し江西省の美術商で働き始め、この道に入った。
たゆまぬ努力が、彼を成功へ導いた(出典:大騰訊大豫網)
当時は数百元の高価な絵画集を買って研究し、練習を重ねたそうだ。食べていくため絵画を背負って多くの街を売り歩き、通常10、20元で売れる絵が高値で売れた時は嬉しくてたまらなかったという。今彼の作品で一番高いものは23万元で売られている。これは一般の農民の10年間の年収に値する。
村で数名の「虎王」以外、大部分の村人は定番のデザインで大量生産可能な虎を描いている。芸術を追求するだけでなく、こうした「虎画」産業が成り立っているのだ。
彼らは農業をしながら絵を描く兼業画家だ(出典:大騰訊大豫網)
絵画を学んで15年になる兼業画家のある村人は、普段は奥さんと漢方薬として使われるしゃ虫を育てており、暇な時期が来ると絵を描く。彼の平均年収は10数万元だ。「虎画」のおかげで表装の仕事をしている人もおり、いい循環を生んでいる。
王公庄村は、国の援助を受けて設備建設や著名な指導者を招いている他に、「虎画」のワークショップを開いており、毎年夏休みになると多くの美大生がこの村へ絵を学びにやってくる。親から子以外の伝統の継承も行われているのだ。
「虎画」村からどんな画家が誕生するのか楽しみだ(出典元:大騰訊大豫網)
(情報源:http://henan.qq.com/a/20170719/047830.htm#p=1)
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