2017年3月23日、湖北日報によると、湖北省武漢市の市民が100インチの巨大テレビを購入、マンションの23階にある部屋まで運ぶのに大掛かりな作業が繰り広げられた。
同市に住む李さんは先日、新しく内装を施した部屋に設置する家具を求めて蘇寧電器のショップを訪れた。エアコンと湯沸かし器だけを買うつもりだったが、「大型テレビはいかがですか」という店員の巧みなセールスに乗せられ、テレビ売り場に足を運んだ。
李さん宅に納品された、100インチテレビ(出典:湖北日報網)
ソニー製の85インチテレビを体験した李さんはそのデザインと画質、音質の高さが大変気に入ったのだが、さらに大きいサイズのテレビが欲しくなってしまった。結局李さんは100インチのソニー製超大型テレビを49万9990元(約800万円)で購入したのである。
購入したはいいが、問題はそれをどう運ぶかだ。後日、ソニーの工場スタッフが何度も李さんの家を訪れて搬入のための寸法を測定。サイズが大きすぎてエレベーターが使えないうえ、重さが220キロと超重量級。規定により輸送中に10分以上製品を傾けてはいけないという制約もあり、輸送スタッフの頭を悩ませた。
23階目指して吊り上げられるテレビ。下からも支える(出典:湖北日報網)
そして3月23日、蘇寧やソニー、物流会社のスタッフが現場に集結して協議が行われ、最終的に鋼鉄のワイヤーでテレビの入った箱を吊るし、ベランダの窓から入れるプランが採用された。10分という制限時間を守るべく、20人近い専門スタッフが何度も演習を繰り返したうえで本番の作業が行われ、8分58秒で無事納品が完了した。
もう一息! それにしてもデカい(出典:湖北日報網)
この日、スタッフは朝7時半から準備を開始し、全て完了するのに12時間を要したという。配送に要した費用だけでも2万元(約32万円)近くかかったとのことである。
情報源: http://news.qq.com/a/20170317/015790.htm#p=2
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