2018年11月12日、新浪網によると、遼寧省のとある広々とした畑の真ん中に、エアバスA320型機のほぼ実物大の機体が出現し、話題を呼んでいる。
製作中のエアバスの空撮写真(出典:新浪図片)
このエアバスの製作を指揮しているのが、開原市に住む朱躍(チュ ユエ)さん。製作を開始したのは2017年、朱さんが40才のときだ。もともとはオートバイの修理工だったという。
夢の実現は目前に迫る?(出典:新浪図片)
小さいときから飛行機が大好きで、特にエアバスに魅せられた朱さんは、いつか自分も飛行機をもちたいという夢を抱いていた。でも飛行機を買うお金はなく、だったら自分で製作しようと思いたち、同じ夢をもつ5人の仲間とともに飛行機づくりをスタート。
素人チームで様々な困難を乗り越えてきた(出典:新浪図片)
この製作メンバー6人は図面や機械については全くの素人、ただ「同じ夢」を描いて集った仲間。彼らは情熱と不屈の精神で数々の困難を乗り越え、わずか一年未満で、エアバス320型機の機体のフレームを完成させている。完成したエアバスの機体のフレームは、長さ37メートルで、幅は翼を含めると36メートルになる。
機内も入念に製作(出典:新浪図片)
これまでにかけた費用は200万元(約3,300万円)以上、まさに飛行機にかける男の夢とロマンと言える。
はじめにとりかかったのが飛行機の機首部分の製作だ。飛行機の模型を買ってきて分解し、パソコンで寸法などの必要なデータをとろうとしたが、模型が小さすぎて、正確なデータがとれず断念。そのほかにもさまざまなアイデアが浮かんではいろいろ試してみたものの、どれも正確なデータがとれずにかなり苦労したそうだ。
着々と完成していく機体(出典:新浪図片)
「エンジンの溶接も200以上の小さな鉄のパーツをつなぎあわせるのは苦労したけど、どんな困難も乗り越えてきた」という当時の苦労を語るが、「困難にぶつかっても途中であきらめずにそれを一つ一つ解決していけば、必ず成功する」、というのが朱さんの強い信念だ。
着々と外観が完成していくなか、朱さんをはじめとするメンバーの今の夢は、飛行機の製作をするだけではなく、飛行機をテーマにしたレストランをつくることだ。もっと多くの人に飛行機の魅力を知ってほしいという願いがある。
実物大の飛行機レストランのオープンが夢!(出典:新浪図片)
「レストランにしたら、飛行機の中でプロポーズや結婚式ができる、ロマンチックだろう」。自慢の機体を背景に、朱さんは胸をはずませる。
(情報源:
http://slide.news.sina.com.cn/s/slide_1_2841_222069.html#p=1
http://ln.qq.com/a/20171128/003563.htm
http://news.ifeng.com/a/20171129/53685351_0.shtml#p=1
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