FLY MEDIA BLOG

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2022.03.12
あらゆる障害物に加え、文字やお金も認識!中国の最新視覚障害者向けスマートメガネ

 

視覚障害を持つ人にとって、一人での外出は大きな問題だ。ステッキや盲導犬、点字ブロック、音声案内など、視覚障害者の外出をサポートする社会の取り組みが進んでいるものの、それでも外出する際の不安は完全には拭いきれないかもしれない。

 

■中国の宇宙研究所が開発した視覚障害者用スマートメガネ

中国では近ごろ、視覚障害者の外出を強力に支援するスマートメガネが開発された。これは、中国航天科工集団第四研究院制御・電子技術研究所が開発したスマートゴーグルバージョン3.0で、AIクラウドプラットフォームを用いた識別や3Dモデリングなどの最新技術を用い、街の至る所にある障害物をセンチメートル単位で正確に認識し、視覚障害者の安全な通行を保障するという。

 

■見た目は普通のサングラス、でもその機能は……

その重量はわずか81グラムと、普通のサングラスとほとんど変わらない軽さだ。しかし、そのナビゲーション機能は強力で、車両、人、階段、壁、手すり、信号、横断歩道など90種類以上のターゲットをリアルタイムに認識した上で、通行可能な経路を導き出してくれるのだ。このほか、動物や花、野菜や果物、料理、さらには中国語と英語の文字、各国の紙幣の識別も可能である上、最大で人の顔の画像、シーンの画像をそれぞれ100枚保存しておくことができる。そして、情報は骨伝導による音声や、組み合わせて使用するブレスレットのバイブレーションによってリアルタイムに伝えられる。

 

■障害物の識別精度は95%!

同研究所の開発担当者によれば、「バージョン3.0」は前のバージョンに比べて14%の軽量化と、50%の使用可能時間延長を実現したという。また、超音波による距離測定センサーが新たに導入され、障害物を立体的に捉える事ができるようになり、識別精度が大きく向上した。測位の精度も高く、障害物の検知範囲も最大6メートル、識別の精度は95%に達したとのことである。

 

■最先端技術が、視覚障害者に「光」を

同研究所ではすでに視覚障害者50人に対して3カ月の使用テストを実施しており、体験した人たちからは「いい感じ。日常生活、特に外出の利便性が高まった」と好評を博したという。最新技術を駆使したスマートメガネが、多くの視覚障害者に「光」を届けてくれそうだ。

 

(出典:https://mbd.baidu.com/newspage/data/landingsuper?rs=1654350696&ruk=yESG2mwyi9Y_nZjJYPSsGA&isBdboxFrom=1&pageType=1&urlext=%7B%22cuid%22%3A%22l82xalOHBfgNuv8pgaH-a_8T2igviHuugaHhugPzS8Kz0qqSB%22%7D&context=%7B%22nid%22%3A%22news_9716474758204612491%22,%22sourceFrom%22%3A%22bjh%22%7D

 

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