まだあどけなさが残る成都の女子高生ですが、世界最難関大学に入学&奨学金200万元(約3453万円)が決定し、世間を賑わせています!
世界最難関大学に入学が決まった勾さん(出典:騰訊図片)
2月16日、成都外国語高等学校3年生の勾亜姗(ゴウ・ヤナ)さんは、世界最難関といわれるニューヨーク大学アブダビ校の合格通知を受け取りました。
ニューヨーク大学アブダビ校は、アラブ首長国連邦の首都アブダビに位置し、2010年より第一期生を募集、現在までに二期生まで卒業している比較的若い大学です。では、なぜこの大学がスゴいのか?それは、合格率の低さと充実した奨学金制度にあります。
2010年、同校の第一期生の受験者数は9048人、それに対し合格者数は150人で、合格率はわずか1.65%でした。その後、生徒数拡大のため、去年の合格率は3%まで増加しましたが、世界の名だたるハーバード大学、スタンフォード大学の最近の合格率でも5%、コロンビア大学やイエール大学でも6%以上はあります。つまり、世界でもっとも難関な大学といえるでしょう。
また、同校の学生の95%が、毎年7万6000ドル(約856万円)、4年間で約200万元(約3453万円)にも上る奨学金を手にします。奨学金には、4年間の学費、教材費、食事・寄宿費、医療保険、国外旅行研究費、学校生活での活動費用、そして、毎年アブダビからの帰国の往復航空券なども含まれるそうです。しかも、「世界を旅し、異文化を身をもって実感する」ということで、大学4年の際、世界各地に点在するニューヨーク大学の分校と海外学習センターでの遊学を申請できるというから、うらやましい限りです。
学校の先生と記念撮影(出典:法亜韓語中心HP)
さて、こんな誰もがうらやむ大学への進学を決めた勾さん幼いころから語学に興味があり、2歳から英語を勉強し始め、小学6年生の時には高校生と同じ教室で勉強するように。また、小学生で、中学、高校、大学で学ぶ漢詩も数百首暗記し、今では独学で韓国語とスペイン語を勉強しています。TOEFLは、120満点中114点、他の科目も成績優秀で、アメリカのトップ20のいかなる大学にも入学申請できるほどだそうです。
同校に提出した勾さんの学術論文のテーマは、「いかに中国のソフト・パワーを向上させるか」。彼女自身が大舞台で活躍し、中国のソフト・パワーを向上させる日も近いかもしれませんね。