春節の連休も終わりまたいつもの日常生活に戻った台湾の人々、仕事始めの日には新しい年の幕開けを祝う爆竹の音が各地で鳴り響いていた。
春節に続き台湾人にとって欠かせないイベントが日本の小正月にあたる「元宵節(ユェンシャオジエ)」だ。春節から元宵節の約一週間後まで、台湾各地で色とりどりのランタンのオブジェを見る事ができる。(今年の元宵節は2月19日)
今回は台北随一のパワースポットとしても知られている龍山寺エリアを紹介しよう。
龍山寺は270余年の歴史をもつ台北で最も古い寺として知られている。
ガイドブックでも「神様のデパート」などと書かれているように学問、金運、子宝、恋愛などありとあらゆる神様が祀られている。特に旧暦の年末年始には参拝客が数多く訪れ、熱心に祈りを捧げる姿を見ることができる。
壮大な本殿、中には聖観世音菩薩が祀られている
戦時中に空襲を受けた際に本殿は全壊したが、木像の本尊は被害を受けることがなかったということから、神秘的なイメージが強く、台湾にある寺院の中でもよりご利益のあるパワースポットとして知られている。
恋愛の神様「月老神君」に願い事をする若者たち
数々の神様が祀られている中、地元民や観光客の人気を集めているのが「月老神君」という恋愛の神様。参拝をした後、木製のおみくじを投げ、神様から許しをもらえると運命の赤い糸を持ち帰ることができる。
旧暦の大晦日(今年は2月4日)から約40日間に渡り毎年その年の干支にちなんだ大きなランタンのオブジェ「花燈(ホワドン)」が設置され、沢山の人々が行列を作る。
列を作る参拝客、平日の日中は待ち時間も短いようだ
龍山寺のランタンオブジェは展示期間も長く、観光名所としての寺院とランタンが一度に楽しめるということで人気のスポットとなっている。
夜になると寺院全体が幻想的な雰囲気に包まれる。
夜になり一層光り輝く花燈
仏教中の八戒(日常にある八つの戒め)と最遊記の猪八戒、
今年の干支にちなんでいるのだそう
提灯の下で今年一年の願い事をすると叶うと言われている。
提灯の下で立ち止まり、熱心に祈る女性
また、龍山寺周辺の広場や夜市でも光り輝くランタンを見ることができる。
寺院前の広場にも巨大なランタンが
一定時間になるとナレーションが流れ、点滅がはじまる
レトロな飾りが可愛らしい夜市の様子 インスタ映えスポットとしても人気
街じゅうに飾られたランタンが見れるこのシーズン、ぜひこの時期に訪れたい。
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