
中国のスタートアップ企業がぶち壊した、世界のAIモデル産業の大きな壁
中国では1月29日に春節(旧正月)を迎えた。その直前にあたる1月20日、中国のAIスタートアップ企業DeepSeekが発表した最新AI言語モデル「R1」は極めて低コストでありながら、世界最先端の言語モデルに匹敵、あるいは

研究開発が進む次世代の画期的な蓄電池、繊維リチウムイオン電池
■リチウムイオン電池の進化と繊維型の可能性現代の電子機器において欠かせない核心的なコンポーネントであるリチウムイオン電池は、その高エネルギー密度、長寿命、そして高い作動電圧などの顕著な利点により、電子産業や日常生活におい

中国の研究チーム、1500メートル級の深海微生物検出装置の開発に成功
吉林省長春市にある中国科学院長春光学精密機械与物理研究所の研究チームが1月8日、深海微生物の「現場分離装置」の開発に成功した。この装置は、従来は難しかった深海の極限環境における微生物の検出・分離を現場で実現するもので、国

中国のスマート家電ブランド、世界初の「アーム」備えた掃除ロボットを発表
中国企業・北京石頭世紀科技が手掛けるスマート家電ブランドのRoborockは、今月7日に米ラスベガスで開幕した世界最大のITエレクトロニクスショー「CES 2025」で最新のフラッグシップ製品「Saros Z70」掃除ロ

清華大学、3次元構造の電子皮膚を開発
中国の清華大学航天航空学院、フレキシブル電子技術実験室の張一慧教授による研究チームが先日、人間の皮膚と同じように3次元構造を持ち、圧力、摩擦、ひずみの3種類の信号を同時に感知できる電子皮膚の開発に成功した。 ■電子皮膚の

世界初、40.5KV4000Aの大容量ガス絶縁開閉装置の開発成功
2030年までのカーボン排出ピーク到達、60年までのカーボン排出ゼロという「双炭」目標を掲げ、実現へと取り組みを進めている中国。目覚ましい勢いで太陽光発電と風力発電を柱とした新エネルギー発電設備を導入しているが、火力発電

復旦大学、超大規模な集積度を実現する機能性フォトレジストを開発
中国上海市にある復旦大学は7月8日、高分子科学学部・ポリマー分子工学国家重点実験室の魏大程研究員率いる研究チームが、フォトリソグラフィーを用いてフルフレームイメージセンサーのチップ上に2700万個の有機トランジスタを集積

上海から高速鉄道で2時間、揚州の旅
旅行が趣味の筆者。毎月一度は飛行機か高速鉄道に乗って旅行に行くことにしている。今回目的地に選んだのは江蘇省にある揚州。古くは隋の時代に、皇帝の命により拓かれた大運河により物流の一大拠点として繁栄の時代が始ま

天津大学、BCI用「脳オルガノイド」の優れた培養方法を発見
■重さ3キロの世界で最も複雑な物質とは… その重さはわずか3キロながら、既知の世界で最も複雑な物質であると言われている人間の脳。そのメカニズムの解明や再現、制御は、人類にとって永遠の研究テーマと言っても過言ではないだろう

中国の先進手術用ロボットが卵の殻剥き、「神技」に感嘆漏れる
人の命に関わる手術ではちょっとした手先のミスが文字通り命取りになる。それは手が滑った、場所を間違えたという凡ミスではなく、手に込める力のわずかな差によって結果が変わりかねないという非常にシビアな世界だ。手術とは比べ物にな

ここは台湾?! 台北の昭和喫茶レポート
一気に梅雨に突入した台湾、毎日のように雨が降り湿度の高い日々が続く、台湾の雨季は非常に長くカビ対策に余念がない。 今回のブログはそんなジメジメした梅雨を吹っ飛ばしてくれそうな、フレッシュな昭和の甘酸っぱい時

本格磁器を買うならココ!台北にある穴場の名店をレポ
5月に入り雨の日が多くなった台湾。梅雨前線が停滞し、毎日のように雨の日が続いている。春頃には雨量が少なくダムへの貯水量が心配されていたが、現在はそのような心配も無くなったようだ。実は今年の台湾で水不足より心配なのが電気不

台湾の素材たっぷり!薔薇の花型ジェラード店
5月に入り気温も一気に上がり始めた台湾、天気の良い昼は夏を思わせるほどの暑さだ。近年日本でも4月、5月だというのに真夏のような暑さになったり、気温が一気に下がるような現象が起きているが、やはり台湾も同じで年々異常気象の影

新感覚!自分でカスタマイズできる台湾のドリンク店をレポ
4月3日にマグニチュード7.3クラスの地震に見舞われた台湾。震源地の花蓮ではビルが倒壊し1ヶ月をむかえようとしているが、現在もM5や6クラスの余震が続いている。日本人旅行客が多く訪れる台北市や新北市では地盤の緩い場所や古

超小型、注射可能で自然分解する画期的な体内モニタリングセンサー
人間の身体の中でどんなことが起こっているかを普段から気にかけている人は少ないだろう。しかし、何らかの病気にかかった時には体内のデータは非常に大きな意味を持つ。中国の研究グループがこのほど、ゴマ粒ほどの大きさで注射によって

ブタとヒトの異種間臓器移植は、どこまで可能か
■背景には深刻なドナー不足 臓器移植によって多くの命が救われる一方で、深刻なドナー不足により移植手術を長期間またなければならないという問題が起きている。特に腎臓のドナー不足は深刻で、世界ではブタの腎臓を移植する試みが行わ

量子コンピューター「本源悟空」、強力な計算力の利用が進む
今年1月に運用を開始した中国独自開発の第3世代量子コンピューター「本源悟空」がこのほど、長江デルタのクラスターコンピューティングプラットフォームに接続した。これにより中国で初めて従来の汎用コンピューター、スマートコンピュ

中国の研究チーム、脳組織の完全な冷凍保存・解凍法を発見
中国上海市にある復旦大学脳科学転化研究院の邵志成研究員率いるチームが5月13日「ヒト脳組織および神経器官組織の有効な冷凍」と題した論文を『Cell Reports Methods』オンライン版に発表し、患者から採取した、

見た目はアレだが、とてつもない可能性を秘めた中国の軟体ロボット
■ロボットの可能性を広げる「軟体化」 今世紀に入って、特にこの10年でロボット技術は急速な発展を遂げ、さまざまな生活、生産シーンでさまざまなタイプのロボットを見かけるようになった。そして今、ロボットにさらなる活躍の空間を

重慶市の団地で「黒科技」リサイクルボックス設置、住民の意識高まる
■重慶市内の団地で進むスマートリサイクルボックス設置 重慶市永川区では近ごろ、区内の団地にスマートなリサイクルボックスを設置する動きが進んでいる。WeChat(微信)アプリを使ってボックスに掲示されているQRコードをスキ