2017年7月5日、騰訊網によると、数日前、上海の消防署は、1人の70歳の女性の緊急救助要請の電話を受け取った。なんと、10本の手の指のうち7本にはめた指輪が外せなくなったという。

消防隊委員らはすぐ現場に向かったが、指輪のことで救急？　と解せない気持ちだった。が、しかし、その場に到着すると大変なことになっていた。

ルビーやエメラルド、サファイア、アメシスト、ブラックオニキスがずらりと両手の指に散りばめられ、思わず息を飲む。

いったいどうやって、これらを指にはめたのか。それともはめた後、急にとんでもなく太って抜けなくなったのか。

腫れ上がった女性の指にびっくり（出典：騰訊網）

どうやら老婦人は、指に合わない小さめのこれらの指輪を指にはめたあと長期間そのままにしていたもので、指が充血して腫れ上がってしまっている。

老婦人は当初はあまり気にしていなかったが、ひどい指は指輪が肉に食い込むようになり、外すに外せなくなった。そして、ついに痛みに耐えかねて病院に駆け込んだのだった。医師は診たものの、手を束ねてなすすべがなく、消防に通報した。

現場には緊張が走っていた。早く手を打たないと指は壊死してしまう。

医師と消防は、直ちに協力して「手術」に取り掛かった。

小さなノコギリで指輪を削る（出典：騰訊網）

まずは、それほどひどくなっていない指3本からなんとか指輪を外すことができた。

その後、小さなノコギリに加え、小刀やペンチなどありとあらゆる工具を使って、約２時間にわたって奮闘した。

指から指輪を切り外す（出典：騰訊網）

そして、ついに残りの指からも無事に指輪を取り外すことができた！

ただ、指輪が指の肉に最も深く食い込んでいた深刻な指は、痛ましい傷となった。

これが現実版「ロード・オブ・ザ・リング」（原作は『指輪物語』。映画の名前。中国では『指環王』の題名でネットに動画がアップされている。）なのか、と同情の声が寄せられている。　　　　　　　

情報元：http://news.qq.com/a/20170705/000996.htm#p=2

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