2022年の中秋節の時期になってきました。中秋節と言えば、秋の味覚として知られている月餅が有名です。月餅は家族団欒の集まりには欠かせない手土産です。
月餅は基本的に甘くてカロリーが高いという認識から、近年は健康にはあまりよくないと考えられていました。しかし、近年月餅の中味は甘い餡からココナッツに変わるなど、どんどん革新されています。
また、若者に人気のある低糖とフルーツ系に変わっているだけではなく、大きさもどんどん小さくなり、一口サイズのミニ月餅が主流となっています。
データによると、2022年中国月餅の市場消費額は188.7億元（約3774億円）と予測されています。その中で伝統の広式月餅（広東式の月餅）がまだまだメインですが、低温冷蔵が必要な月餅は例年よりも170％に拡大しています。
今年は新たに、チーズ月餅、ドリアン月餅、ザリガニ月餅、アイスクリーム月餅、シーソルトコーヒー月餅、ザーサイ月餅などが登場し、新商品の中では、特にアイスクリーム月餅は、うちの子供に大好評でした。
私が食べた鮮肉月餅
だが、上海家庭として、紹介したい月餅は伝統ある蘇式月餅（蘇州地域の月餅）の「鮮肉月餅」です。この月餅の中は甘い餡ではなく、醤油味の豚肉です。上海では伝統ある食べ物です。
毎年、老舗店の前で数時間の行列となるぐらい上海人から愛されている食べ物です。常温の広式月餅や低温のアイス月餅と違い、この月餅はパイ生地なので、出来立ての熱いウチに食べると一番おいしいです。
キツネ色に焼いた生地の中に包まれたジューシーな肉が放つ香ばしい匂いの鮮肉月餅は、上海ならではの香りだと言えます。
このような季節のネタの取材も、フライメディアでは対応しております。もし、季節ものの撮影や、リサーチの希望がございましたら、ぜひお問合せください。（フライメディア・ソン）
参考記事：
https://www.sznews.com/news/content/2022-09/08/content_25358395.htm
https://www.163.com/dy/article/HFCDOFHD051481OF.html
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