スポーツ関連ドキュメンタリー撮影において、マカオにて約2週間にわたり現地コーディネーションを担当しました。

マカオは、アジアの中でも珍しく、中国語(普通話・広東語)、英語、ポルトガル語が日常的に併用される多言語都市です。行政機関、イベント主催者、現場スタッフの間で使用言語が異なるため、撮影現場では単なる通訳にとどまらず、情報を整理し、正確に伝達するための調整力が求められました。


また、マカオはカジノのイメージが強い一方で、街中に世界文化遺産が点在する観光都市でもあり、豊かな歴史と文化を有しています。近年はその独自性が評価され、日本のテレビ番組からも注目を集め、撮影地として選ばれる機会が増えています。

撮影期間中には、強い台風の影響により、市内全域で交通機関の運休が発生しました。当社の現地コーディネーターは状況に応じて行程を柔軟に調整し、宿泊先の変更や現地ネットワークを活用することで、撮影チームが安全に撮影拠点となるホテルへ到着できるよう対応しました。その結果、撮影進行への影響を最小限に抑えることができました。

今回は少人数での撮影であったため、主な移動手段としてタクシーを利用しました。台風時を除き配車は迅速で、ドライバーの対応も丁寧かつフレンドリーであり、移動面においても大きな支障はありませんでした。
撮影許可に関しては、整備された申請システムが構築されており、手続きは非常にスムーズでした。政府関係者の対応も丁寧かつ迅速で、全体として安心感のある運用体制が整っています。一方で、複数の行政部門が関与する案件では、申請から許可取得までにおおよそ20日程度を要しますが、申請内容によっては審査期間を短縮できる可能性もあります。

マカオでの撮影に関するホテルとのタイアップ、世界文化遺産での撮影許可申請における最新要件についてもご案内が可能です。また、現地の有名飲食店との提携実績もございます。撮影・取材に関する各種手配について、柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
当社では、映像制作を中心に、中国・台湾・香港をはじめとする海外リサーチ、現地コーディネート、ライブ配信サービスを提供しています。ご興味のある方ぜひお気軽にご相談ください。https://flymedia.co.jp/form/




