6月14日、中国3大ポータルサイト『騰訊網』のニュースチャンネル「騰訊新聞」によると、新疆ウイグル自治区で最大規模を誇る墨玉(モーユー)の博斯坦(ボスターン)夜市では、「肉のスイカ丸焼き」や「豪華なガチョウのタマゴ」など、驚きのローカルフードが楽しめるという。
石窯にスイカ丸ごと?(出典:騰訊図片)
タクラマカン砂漠の南部、ホータン地区に位置する墨玉県。人口は約60万人で、漢族、ウイグル族、回族、カザフ族、モンゴル族など16の民族が生活している。
夕焼けが砂漠を照らし、太陽が名残惜しそうに地平線に沈んだのは、北京時間の23時。夜が訪れると、墨玉の人々は、夜市へと向かう。この博斯坦夜市は、新疆ウイグル自治区でも最大規模を誇る夜市で、その規模は、28ムー(約1.86ヘクタール)にもおよび、現在、営業をしているエリアだけでも、すでに50店舗の大小異なる屋台が出店している。毎晩、深夜3、4時まで営業し、旅行シーズンには、1日に平均数万人の旅行客が訪れる。
活気溢れる新疆最大規模の博斯坦夜市(出典:騰訊図片)
博斯坦夜市は、またの名を「食いしん坊の天国」と呼ぶ。なぜならば、伝統的な新疆料理はもちろん、ここでしか味わえない珍しいローカルフードまで、さまざまなグルメで溢れているからだ。
新疆料理といえば、羊肉!(出典:騰訊図片)
例えば、「肉のスイカ丸焼き」。スイカをくり抜き、羊肉、鶏肉、ハト肉と数種類の漢方を入れ、石窯でじっくり焼いたもので、栄養満点。そして、「豪華なガチョウのタマゴ」。何が豪華かと言うと、ガチョウのタマゴの黄身を取り除き、そこに地鶏と烏骨鶏とハトの黄身を入れ、サフランやハチミツ、塩で味付け炭火焼にしたもの。焼き加減はお好みでオーダーできる。デザートでは、毎晩300個を売り上げるという「ヨーグルトちまき」。もち米、ナツメ、ヨーグルト、ハチミツ、水あめなどを葉にくるみ蒸したもので、リピーターも多い。
他にも、ホルモン肉まん、羊のモツ煮、ピリ辛羊足、ヨーグルトのかき氷など。博斯坦夜市を訪れれば、驚きのローカルフードに出会えるだろう。
肉のスイカの丸焼き」(左)、「豪華なガチョウのタマゴ」(右)(出典:騰訊図片)
「ヨーグルトちまき」(左)、「羊のモツ煮込み」(右)(出典:騰訊図片)
参考:
http://news.qq.com/a/20160614/013003.htm#p=1
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