日本では、7月7日に「七夕」を過ごすが、中國の「七夕」は舊暦の7月7日で、今年は8月25日。中国では「七夕節(チー・シィー・ジィエ)」と言う。
「七夕は、織り姫と彦星が1年に1度出逢える日」という有名な伝説は、日本も中国も同じなのだが、七夕の過ごし方は少し違ってくる。
日本の七夕は、笹を飾り、短冊に願いごとを書く風習があるが、中国では近年、この七夕は、チャイニーズバレンタインデー・「七夕情人節」としてのイベント色が強くなっている。
七夕節のギフトはスイーツも定番?!
例年だと、百貨店や貴金属店などで、大々的に「七夕節セール」が開催され、ホテルやレストランでもカップルセットメニューといった限定商品が販売される。フラワーショップも同様で、その時々の流行を追った花束がところせましと店頭に並ぶ。
中国では、どんなイベントでもプレゼントは男性から女性に贈るものとされているので、当然、こうした商戦で消費する対象は男性。
この時期は、SNSでも女性に人気のプレゼントなどが話題となる。また、ここ数年は、「カップルのキス」を競うイベントなども企画され、若者のイベントとしても大いに盛り上がっていた。
しかし、今年は、コロナ禍の下で「七夕節」を迎える。
七夕節も人気はオンライン商戦
ショッピングモールやフラワーショップなども「七夕節」商戦がスタートしているが、例年よりも、盛り上がりに欠けるのは、気のせいでなく、やはりコロナ禍の影響がみられる。
ショッピングモールの特設イベント
そのような中、目立つのが、オンラインショップ(ECサイト)。都市部では、消費の主流にせまりつつあるオンライン消費。女性に人気のコスメをはじめ、バレンタインデーの定番、チョコレートまで人気商品が並ぶ。
“月餅”商戦にシフトする百貨店やショッピングモールも多い
リアル店舗のほうでは、早くも「中秋節」の月餅特設コーナーが設置されており、「七夕節」よりも、この時期の商戦の“本命”はむしろ月餅のようである。
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