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2015.11.30
寒さの中も大行列!宇宙記念貨幣、発行開始

11月26日朝、北京。凍てつく寒さの中、銀行前で身分証と札束を片手に長蛇の列をつくる人々。道行く人も何事かと振り返ります。おそらく、中国の多くの都市で同様の光景が見られたことでしょう。そう、この日は、記念貨幣愛好家たちが待ちに待った「宇宙記念貨幣(紙幣・硬貨)」の発売日だったのです。

 

宇宙記念通貨01

額面100元の宇宙記念紙幣 (出典:中国新聞網)

 

宇宙記念通貨02

額面10元の宇宙記念硬貨 (出典:中国新聞網)

 

今回、発行開始となった宇宙記念貨幣は、額面10元(約192円)の硬貨と額面100元(約1920円)の紙幣の2種類で、中国人民銀行より発行されています。発行量はそれぞれ3億枚と1億枚。

 

記念硬貨は、外側が金色で内側は銀色をしており、衛星の絵が施されています。記念紙幣は、通常の100元札と同様の大きさですが、水色をしており、同じく衛星の絵が描かれています。ただ、記念紙幣に関しては、偽造防止の技術が通常の100元札と異なっているため、偽札鑑別機が鑑別できない可能性があるとのこと。

 

宇宙記念通貨03

 

宇宙記念通貨04

スペースワールド全開なデザイン (出典:中国新聞網)

 

列をなしていたのは記念貨幣収集という共通の趣味を持つ市民で、「申年の記念貨幣はいつ販売か?」「記念貨幣の専用ケースはどこで売っているか?」「どう保管するか?」「いついつの貨幣が高騰している」など興奮気味に情報交換していました。中には、毎年、記念貨幣を収集して、姪のお年玉としてあげているという女性も。女性いわく、「通常の100元札より価値がある。12年前、1元で交換した未年の記念貨幣が、今では数百元に高騰している」とのこと。しかし、専門家は、「宇宙をテーマにした記念貨幣は今回が初めてなので収集価値はあるが、記念硬貨に関しては、発行数は過去最高の3億枚に上るので、投資目的の市民は慎重になるほうが良い」とアドバイスしています。

 

26日より交換開始になったのは、工商銀行のウェブサイトで事前予約した分のみでしたが、12月14日より33の銀行で交換が可能になります。投資目的にせよ、何にせよ、3億枚はあっという間になくなってしまいそうですね。

 

参考:http://ent.chinanews.com/cul/2015/11-26/7643202.shtml

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