FLY MEDIA BLOG

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2016.03.15
失った両手に変わる万能な「鉄の手」で人生の再出発。自作の義手で逆境にうち勝つ!

吉林省吉林市に住む孫吉発さんは地元で「鉄の手をもつ超人」と呼ばれる有名人です。孫さんは若いころに不慮の事故で両手を失い、36年の研究を重ねて、独自で「鉄の手」を開発、製作しました。

 

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「鉄の手」があれば大好きな将棋もこの通り

(出典:騰訊網)

 

今年63歳になる孫さんは、1974年に砲兵として従軍していました。退役後に結婚、養魚池を請け負うなど経済的にも恵まれ、妻子とともに幸せな生活を送っていましたが、思いがけない事故が孫さんをおそいます。

 

若い頃から発明好きだった孫さんは、砲兵だったこともあり、爆弾にすっかり魅せられていました。孫さんにとっては忘れられない年になる1980年。火薬を使って魚を捕ろうとしましたが、タイマー式爆弾が不良で爆発せず、爆弾を分解中に誤爆、両手を失ってしまいました。

 

当時27歳という若さの孫さんは生きる希望を失いかけたそうですが、家族の足手まといになりたくないと、義手の製作に取りかかります。

 

初代「鉄の手」はプラスチックやタイヤのゴムなどで製作していましたが、孫さんはその出来になかなか満足できず、より実用的な義手を作りたいと研究を重ねたそうです。

 

孫さんが作りたかったのはドライバーのような小さいものから農具までを自在に使える万能の義手。周りからは小学校しか出ていないのにできるわけがないと言われ続けた孫さんですが、「絶対あきらめないという強い意志と絶対作るという信念」を持ち続けたそうです。

 

そして見事に義手の指一本一本が動くものを作ることに成功。鉄を材料に万能器具を装着した4代目「鉄の手」の完成です。この4代目「鉄の手」で孫さんは身の回りのことはもちろん、野良仕事までこなします。

 

そうした孫さんの「万能な鉄の手」は、2005年頃より有名となり、同じ障害をもった人から「鉄の手」の製作を依頼されるようになったそうです。

 

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孫さんが開発してきた義手の歴史(出典:騰訊網)

 

これまでに製作した「鉄の手」は約1000人分。製作費用は、「両手を失う苦しみが分かるから」とコスト代のみ請求しているとか。

 

開発するたびに進化を遂げてきた「鉄の手」ですが、孫さんはより実用性に優れる5代目「鉄の手」の開発を目指し、同じ境遇に苦しむ多くの障害者に少しでも役立てばと研究を続けているそうです。

 

参考:http://news.qq.com/a/20160314/018697.htm#p=1

 

※株式会社フライメディアは、中国圏と日本をつなぐ会社です。

本日御紹介した孫吉発さんの鉄の手を取材したい、もっと詳しくリサーチしてほしい、写真や映像を入手したいなどご希望がございましたら、是非弊社にお問い合わせください!

 

 

 

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